失われた30年

還暦爺さんの世迷言

「失われた30年」なる文言をしばしば耳にします。
その一方で2026年6月中旬、日経平均株価が7万円をオーバーしました。
そんなこんなで考察にも値しないレベルで少し書き散らかします。

為替と株価

世界経済のネタ帳より拝借

30年前の1996年6月、為替レートは100円/ドル周辺からドル高方向に向かっておりましたが2007年から2012年に向かって急激に円高方向に向かいました。当時、某企業に勤めていた私も貿易(輸出)部門が非常に苦労をしていたのを覚えております。最近の為替についてはドル高が2021年あたりから始まり5年が経過しましたがこの先どうなるのかはわかりません。
近年稀に見る円安なので輸出企業におかれては輸出免税還付金をご辞退いただき、必要であれば輸出製品も価格上乗せにより対策いただくようお願いする次第であります。緊縮財政大好き政治家の皆さんから消費税率を上げる前に”法人税率を1996年当時の税率に戻す”、”輸出免税還付金を止める”、”議員報酬をゼロにする”等の意見が出ないのは何故でしょうか。?少し昔ですが福田昭夫議員による消費税に関する質疑の動画を見つけました。

株探より拝借

一方、日経平均株は1989年から1990年にバブルが弾けて2024年あたりでバブル並みの株価に戻しておりますので金融政策によほどの間違いが無い限りボチボチ失われた30年とやらが解消されても不思議ではないですねぇ。だって日本以外の国は景気が良いなんて話をちょいちょい耳にしますもん。
因みに、1996年の消費税は3%、現在は10%、国会議員の月額歳費は129万4000円で現在同じですが、期末手当は590万円程度(Google先生によります。)であったのに対して現在は638万円程度とのことですので少々上昇しております。
また暴力に屈した形で中止となってしまった東大・五月祭における参政党・神谷代表の講演の代替講演が開催されその資料の中で国民負担率に言及されておりました。16:48付近からの資料を抜粋しておきます。

神谷代表代替講演動画資料より抜粋

尚、国民負担率は以下のとおりです。

・1996年度(平成8年度) 35.2% 注1
・2026年度(令和8年度) 45.7% 注2

注1 内訳は租税負担率14.0%
   社会保障負担率12.3%、財政赤字8.5%
注2 内訳は租税負担率28.0%
(前年度比 0.3ポイント減)
  社会保障負担率17.6%
(前年度比 0.2ポイント減)

国民負担率は上昇したものの前年よりは軽減されているので今後の推移に注目ですね。
更に別のネット記事コメントに「国会議員の歳費を所得の中央値に連動させるべき」との意見がありましたが大賛成であります。所得の中央値をそのまま歳費とするのも厳しいでしょうから、ある程度の補正係数を以って算出する必要はあるかもしれませんが少なくとも30年前よりは安くなって然るべきと考えます。

ある動画

「失われた30年」と同様に分断なる文言も少なくない回数耳にします。少し古い動画でありますが、ねずみ先生の動画にて経済における分断(動画内では経済の壁と表現されています。)と言える現象が解説されておりました。

ねずみ先生動画より拝借 6:00付近から登場します。
経済の壁を壁でなく目の粗いフィルタ程度にしていただければ
少しマシな状況になるのではないでしょうか。?

世間一般の皆さんがなんとなく感じているカネ余りの正体を言い表しているものですが、加えて29:43からの映像が興味深いですねぇ。
1994年、32年前のTV番組ですが日本型経営が欧米型経営に傾いていった頃の状況がわかるもので失われた30年の原因の一つと言っていいかもしれません。いずれにしても一般庶民にできることは事実を知り、問題点を理解した上で、その解決策を持った政治家を選ぶことでしょうか。?同時に「おらが村の○○先生に投票せん奴は村八分だ。」なんて状況も打破しなければなりませんねぇ。

失われた30年を尻目に・・・

ねずみ先生動画中のTV番組から遡ること4年、1990年春に現サッカー日本代表監督である森保一氏はマンチェスターユナイテッドに短期サッカー留学に赴きました。その際「そもそも日本人にサッカーなんてできるの?」と蔑まれたようですが、それから36年を経て今や日本代表はサッカーワールドカップにおいても少なからず存在感を示すほどになりました。
1994年アメリカ大会をあと一歩のところで逃した後は、1998年フランス大会から2026年北米大陸大会まで、アジア予選突破は当たり前となり、2018年ロシア大会から今大会にかけてはグループステージ突破も珍しくないところまで来ました。
今回も決勝トーナメント初戦敗退となりましたが「JFA 2005年宣言」における「2050年までにW杯で優勝し、世界一になる」という長期目標には近づいているように見えるのでありまして、少なくともサッカー日本代表ついて失われた30年なる文言は適用外と言えそうです。

国政と置き換えてみると・・・

さて、国は失われた30年なのにサッカー日本代表は着実に成果をあげているのは何故なのかを少々乱暴且つ浅はかに書き散らかします。
サッカー代表には勝つという目標があり、そのために選ばれる監督、コーチ、スタッフ、選手は明らかな実力者または実績を持つ人材、もしくは次世代を見据えて伸びしろが期待できる人材が選出されます。
これに対し、国には明確な目標が無く、代表=国の舵取りを任せる人材=政治家を選ぶ際にも地元では人気者だが国の役には立たない人材が選出されたり、特定の省庁の言いなりになる人材が選出されるケースが多く見られる上に、最近では選挙の際に掲げた党の公約である減税を良しとせずに税調幹部を辞する議員も出てくるなど目を覆わんばかりの惨状でありますからむべなるかな、と言ったところでありますねぇ。
そして何より一番大きな違いはサッカーの場合は直接代表やスタッフの選出には関与できない一般人であっても多くのサッカー好きの皆さんが自らの発信ツールを駆使してああでもないこうでもないと論を立てていらっしゃるのに対し、国の場合は直接代表を選出できる選挙にすら参加しない方が多数いらっしゃいます。
あれほど減税が争点となった令和8年2月の第51回衆議院議員総選挙でも投票率は56.26%でありまして、失われた30年の責任は特定の何かではなく国民全体にあり、国民が苦しむのも当然なのかもしれません。大昔の銀河英雄伝説を思い出しました。

「国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!我が国は諸君等の力を欲しているのだ。 大日本帝国万歳!」なんか違う。

サッカーワールドカップ2026について

ここからはサッカー日本代表について浅く書き散らかします。
まずは今回のサッカーワールドカップに携わった協会、運営スタッフ、監督、コーチ、選手の他、超ドル高にもかかわらず遠征されたファンも含めた全ての皆様、お疲れ様でした。グループステージは不敗でしたもんねぇ。
今回のワールドカップ、日本代表はブラジルに敗れ5回目の決勝トーナメント進出においても初勝利を逃したのでありますがここを勝ち抜くにはクジ運も含めてもっと強くなるしかないですよねぇ。
クジ運については関係各位の日頃の行ないに委ねるとして、日本対ブラジル戦とノルウェー対ブラジル戦のチームスタッツを見てもわたしには日本の改善点がわかりませんので、そこは専門家のご意見を尊重いたします。そしてサッカーの競技人口は増加しているとのことなのでいずれはハーランド選手クラスのFWが現れるでしょう。野球でオオタニさんが現れたように。

Yahoo SportsNaviより拝借

ただこれまでの実績に加えて今大会の結果(目標未達)を踏まえた上で森保監督の続投の賛否が議論されることについては今の国会よりは健全で良いですね。

戯言(サッカーはサッカーでいろいろと・・・)

日本代表選手のうち国内のチーム=Jリーグから選出された選手は長友選手お一人だそうで、これは日本代表チームは世界レベルではあるけれどもJリーグにはそれに資する選手が殆どいない、もしくは資するレベルに至ると海外に出てしまう、または資する選手を更にキャリアアップさせる環境が無い、ということでしょうか。?
またワールドカップの上位常連の国は欧州ビッグクラブで複数年にわたりレギュラーを張る選手がけっこうな人数がいるようにお見受けします。
もしかしたらワールドカップ優勝を目指すのであれば、できる選手(=ゼニを払ってでも見たい選手)は早いうちに欧州に渡っていただき、できるだけ多くの選手に欧州ビッグクラブでレギュラーを張っていただく必要があるかもしれません。

ブリュッセルから東方に少し離れた都市のサッカースタジアムに燦然と輝くわさびの看板

既にベルギーのSint-Truiden(STVV)をDMMが2017年に買収し、ホームスタジアムは2023年から大王わさび農場(長野県安曇野市)が命名権を取得の上Daio Wasabi Stayen Stadiumと称して稼働しているので欧州への足掛かりは整っています。
しかし日本国内のサッカー競技人口は増加しているもののJ1からJ3のチームのうちプロの興業として充分な集客/収益を上げられるチームがいくつあるのでしょうか。?
けっこうな数のチームが人は集まらない、お金も回らない、ホームスタジアムの天然芝ピッチは養生期間中立ち入り禁止、となっており「スポーツを通じて、人々を幸せにすること」を目指すJリーグの基本理念から乖離しているようですし、既にサッカー専用スタジアム建設を巡り自治体とチームの関係がギクシャクする事例も少数とは言え出ております。

Jリーグ発足(1991年11月)から35年、横浜フリューゲルス騒動(1998年末)から27年、JFA 2005年宣言(2050年までにW杯で優勝し、世界一になる)から20年経過して良かった点、改善すべき点、等今までは見えなかったものが見えるようになったはずです。(人工芝は進化してませんか。?もしくは養生不要の芝はありませんか。?)
日本サッカー協会及びJリーグの上層部におかれては、リーグ発足から現在までを総括した上で、現状に合わせた方針や制度、ルールの見直しを検討すべきではないか?と愚考する次第であります。

鉄道と野球とサッカーと

鉄道と野球とサッカーには設備に多大なコストがかかるという共通点があります。またそのコストを超える利益を上げる会社(またはチーム)は自前で設備を整えますが、そうでない会社は設備を自治体(=税金)に頼るという現状です。
鉄道では多くのローカル線が上下分離方式と称して設備の維持管理を自治体に依存しておりますが、一部の自治体からGiveUp(もう無理)宣言が発せられ、そもそも地域モビリティの維持に鉄道が必須なのか?身の丈に合ったモビリティ(例:オンデマンドタクシー等)で良いのではないか?という議論も出始めているようです。
ド素人の戯言ですがJリーグ各チーム、身の丈に合った運営(スタジアムも含めて)に徹し、行き詰まったら横浜フリューゲルスや近鉄バファローズ方式(吸収合併)で乗り切る、更にJリーグの基本理念「スポーツを通じて、人々を幸せにすること」のスポーツはサッカーでなくても良いではないかと割り切って”ワールドカップ優勝まで基本理念を一時封印する”としても良いのではないか思う次第であります。

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