はじめに
2023年7月上旬にUPいたしました”新潟県を浅く語る”の追補版であります。
新潟県を語る上で外せないのが2015年の北陸新幹線金沢開業時、より顕著になった糸魚川市の帰属問題でありますがうっかり失念しておりましたので追補版のUPと相成りました。
まぁ湘南の海っ縁でぬくぬく暮らす爺さんの戯言とバカにしていただければ幸いです。
糸魚川市
西側は富山県、南側は長野県と接しており且つ北陸新幹線開業により糸魚川駅から新潟駅(県庁所在地)までの所用時間が富山駅、長野駅までの所要時間よりも非常に長いことが鮮明になりました。
上越地区(謙信さんのお地元)の取り残され感がますます顕著になってしまったのであります。

当時は新宿まで7時間弱のディーゼル急行が運転されていた

当時は糸魚川⇔新潟が特急で2時間半程度
勿論、新潟県も充分承知しており花角知事の七つの約束の5番目にも記載はされているものの現実はなかなか厳しいようであります。

尚、高校野球においては糸魚川商工(現糸魚川白嶺:OBに永井大さん)高校が1972年夏、1973年夏、1976年春の合計3回甲子園に出場しておりますが、いずれも初戦敗退を喫しておりそれ以後出場はありません。
ならばいっそ
そこで浮上したのが鐡坊主先生も糸魚川駅を考察した動画の中で言及されておられるように糸魚川市の帰属を長野県(もしくは富山県)に移してしまってはどうか?というものであります。

1974年3月 北越号による新潟までの所要時間で2015年 北陸新幹線で東京まで行けてしまう。
特に長野県とは千国街道(大糸線沿線)を介して古くからの関係が深かったこと、海無し県である長野県が糸魚川市を組み込むことにより海無し八県(他に栃木、群馬、埼玉、山梨、岐阜、滋賀、奈良)から脱却できること、等から長野県小谷村からは歓迎の声が上がったとか上がらなかったとか。
ハンディキャップ
糸魚川市は人口3.822万 (2024年9月1日)、大きいとは言えない都市サイズに加えて北陸新幹線の停車駅でもある糸魚川駅ははくたか号が上下ほぼ一時間に一本の割合で発着する一方で三つ手前の長野、二つ先の富山、四つ先の金沢の存在感に埋もれた状態にあります。本数自体は恵まれていないとは思えませんが。

あの宮脇先生ですら乗車当日中に長野まで抜けてしまうほど何も無かった
それでは、とアルペンルートや白馬の観光客を呼び込めるかというと、殆どの観光客がバスまたは自動車で長野や松本(共に長野県)に抜けてしまうため新潟県は出番がありません。県の最大都市である新潟から距離が離れていることがハンディキャップとつながっているように見えます。
となれば
糸魚川自体にヒト・モノ・カネのいずれかを現状より更に引き寄せる力をつけたいところではありますが、温い環境で過ごすジジイには思い付きません。既に知識・知見・知恵をお持ちの方が何かしらの策を提示・提案、実行されていると思われますが目に見える効果は現れていないように見受けられます。ただ鐡坊主先生によれば日本人目線では見つけられないものがインバウンド客目線であれば今日本人に見えていないものが見えるのではないかとの仰せでしたので、まずはLonely Planetに大きく取り上げてもらえるようなネタを捻り出したいところでありますが・・・。

素人考えではどうしても翡翠(ジェダイト:硬玉)ありきになってしまうのでありまして縄文中期の遺跡から翡翠の加工品が発掘されたとのことから、これをマヤ/アステカ文明(こちらも翡翠の装飾品が発掘されている。)あたりと組み見合わせてアピールしても良いかなとも思いますし、翡翠と言えば台北・故宮博物院の翠玉白菜でありますから敢えて日台の美術系の学生さんや駆け出しのアーチストさんに呼びかけて美術工芸品制作のコンテストを定期的に開催するとか従来にないアプローチ等がなにかしらのきっかけになるのではないか、と浅はかな思考を巡らしたのであります。故宮博物院に筋をとおして翠玉白菜のコピー品制作も考えたいところであります。
翡翠については既に横澤夏子さんがPR活動を行っているとのことで、台湾側に翡翠のPR大使相当の方がいらっしゃればタイアップしたいところでありますが残念ながら台湾側にそのような方はいらっしゃらないようです。(AKB48TeamTPのメンバーから強引に選びますか。?)
また世間的な知名度は存じませんがマレーシアもミャンマー原産の翡翠の鑑定/加工が盛んとのことですのでNGT48さん、TeamTPさん、KLP48さんの三者タイアップで翡翠の宝飾品をアピールできれば多少は世間の耳目を集められるのではないかと妄想しております。

鉄道ファンとしてはブラタモリ糸魚川篇の第二弾を(前回2021年11月放送時の内容は把握しておりませんが)えちごトキめき鉄道(特に雪月花)と大糸線の比率多めの内容で制作/放送をお願いしたいところではあります。
先立つもの
費用は自治体(県と市)で負担する前提ではありますが、足りない場合は事務事業評価(きっちり作成されていること)により資金不足をアピールした上で国から財政支援受けるくらいしか思いつきません。ただ片山財務大臣は責任ある積極財政を掲げておられますので、「これをやればこれくらい経済効果が見込まれるが先行投資に当たりいくら足りない。ついてはこれだけの財政支援をお願いしたい。」と具体的な要望を提出すればお応えいただけるのではないか?と妄想する次第であります。
地方の活性化と巷では話題になりますが困難であるには違いないですが・・・。

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