お久しぶりの木次線訪問2

還暦爺さんの旅ネタ

“お久しぶりの木次線訪問1”の続き(出雲坂根から後の話)でありますが、スケジュール決定の経緯やその他こぼれ話も追加で書き散らかしてまいります。

出雲坂根から宍道

出雲坂根(15:25頃着)で途中下車したことにより、目的は達成されたのでありますが帰りの列車は18:30発でありまして、3時間待つのもしんどいのでバスの利用をスケジュールに入れていたのであります。

出雲坂根駅前時刻表

出雲三成に本社を置く奥出雲交通が本社と出雲横田を拠点に周辺をバスでカバーしているのでありまして、奥出雲交通・八川線の出雲坂根16:56発に乗ると出雲横田16:17着となり、少々時間は空くものの出雲横田17:52始発の列車(出雲坂根18:30発列車の一本前に相当)に間に合うのであります。

ただ、昨今の状況では減便や運休も考えられるので、往路で出雲横田に途中下車した際に駅前でバスの運行状況は確認しておいたのであります。

実際に利用したバス、というかジャンボタクシーに近い

バスはマイクロバス形式、乗客はわたし一人、運賃は200円でありまして同区間を木次線と比べると所要時間は同じで運賃は240円の木次線に比べてお安くなっております。

出雲横田17:52発の列車で宍道駅に戻った時にはすっかり日も暮れて木次線の乗りつぶし旅は終了したのであります。全体の行程に対して出雲横田の滞在時間が長過ぎますが、本数の少ないローカル線を途中下車しながら乗りつぶすとどうしてもこのようなポイントが出るものでありまして、”是非に及ばず”なのであります。

元を正せば

そもそも2019年10月に姫新線や芸備線を乗りつぶした理由というのが、「両線共乗りつぶし済みのはずだが記録も記憶も明確でないこと。」と「みもさんが岡山と広島(他に福岡と松山)でライブを開催するのでついでに乗れるべ、と考えたこと。」の2点でありまして、つまり動機に若干の不純な要素が含まれていたのであります。そこにあわよくば出雲坂根(スイッチバック)も・・・という動機不純の上に動機不純を重ねた結果が第二木曜日事件でありました。

ライブのついでに乗りつぶし 動機が不純

尚、第二木曜日事件が発生したのはみもさんの広島ライブの前日であります。

第二木曜日を失念した理由

第二木曜日について、スケジュール検討開始当初は考慮していたのでありますが、持病の通院日や広島ライブ翌日の松山(愛媛県)ライブを観るための移動手段及び松山の宿泊先選定等

アレもコレもと考えているうち、「帰りにホテルグランヴィア岡山で県産葡萄(ピオーネとシャインマスカット)パフェ食えるんじゃん。」と思い始めたころには、ありゃ不思議、第二木曜日問題はどこかに消えてしまったのでありました。要するに注意力散漫、もっと言えば喰いボケって奴であります。

岡山県産葡萄パフェ 2019年10月13日 @1,850円也

スケジュール決定の要素

と言うことで、今回のスケジュール決定の要素は以下のとおりでありました。(自分の要望も含む。)

・鉄道の日(10月14日:第二木曜日)にこだわらないこと。
・目的は木次線全線乗車に絞り、余分なことは考えないこと。
・少なくとも三井野原と出雲坂根は往復すること。
・いくつか途中下車すること。
・極端な早起きを不要とすること。
・荷物を少なくすること。

故にホテルを二泊予約して間の一日で木次線に乗車することにして、乗車当日はそれほど早くない時刻に出発したいとなると、備後落合9:20発に乗車するには新見もしくは三次を早朝に出発せねばならず、備後落合駅宿泊は論外ですので必然的に宍道9:09発に乗車せざるを得ないのであります。

但し、宍道駅周辺には手頃なホテルが見当たらないので、宍道から近く、且つ出発時刻を松江出発より28分遅く設定できる出雲市のホテルを予約したのであります。

減便措置

2021年10月現在、鉄道にもいくつか制限がかかっておりまして今回の旅行で目の当たりにしたのは、東海道新幹線・のぞみ/ひかり号の社内販売でアルコール飲料の販売が無いこと(わたしには無関係)と山陽新幹線全ての列車の社内販売が無かったことと特急やくもの減便であります。

出雲市駅に掲示されていたやくも減便の告知 スーパーはくとの減便の情報も欲しかった。

出発前に減便対象を調べるべきであったのですが「陰陽連絡路線の主役”やくも”は減便しねぇべ。」と典型的な正常性バイアスに陥っていたのでありまして、たまたまわたしが乗車したやくもは減便対象ではなかったので事なきを得たのであります。

しかし、やくも減便を知った段階で帰りに利用する予定のスーパーはくとの減便有無をどこかで確認するべきであったのですが、またまた正常性バイアス発動でありまして「スーパーはくとは本数も多くないし、出雲市駅の駅員さんも忙しそうだし、駅のお知らせにも記載が無いし、まぁ大丈夫だべ。」と放置した天罰が帰りの日にばっちり下ったのであります。

左:宿泊地(経路外)からの乗車券 右:宍道駅の券売機で購入した経路変更前の乗車券
左:やくも車内で経路変更手続きを行なった区間変更乗車券

出雲横田までバスを利用したので帰りの乗車券は出雲横田発となり、スーパーはくと利用予定のわたしは智頭急行経由の乗車券を購入したのであります。

スーパーはくと減便を知ったのは乗車券使用開始後でありまして、帰宅時間の都合上スケジュールを後ろに動かすことができないわたしは、急遽米子で下車して窓口にてやくも+新幹線の特急券を購入し、経路変更の手続きをやくも車内で行なうように指示を受けたのであります。(使用開始後の乗車券は途中の駅の窓口での経路変更ができない、とのことでした。)
今回の乗車券経路変更は対象区間が伯耆大山⇒上郡間で、智頭急行経由料金が3,630円、伯備線経由料金が3,740円、その差額110円を支払って手続きを終えたのであります。

事前にスーパーはくと減便を把握し、伯備線経由で乗車券を購入した場合の料金は12,210円でありまして、智頭急行経由乗車券:12,870-伯備線経由乗車券12,210+経路変更差額110=770円が天罰の代償ということになりましょうか。情報収集を少しサボっただけで、小さくない代償を負ったのであります。

TWILIGHT EXPRESS 瑞風

出雲市駅を出発すべくホームに上がったところ、TWILIGHT EXPRESS 瑞風が停車していたのであります。初見参でありましてありふれた言い方ではありますが、豪勢なのであります。

ツインルーム3部屋で定員6 贅沢

営業運転中でしたので車内の様子は撮れなかったのでありますが、定員6という表記には驚いて思わず写真を撮ってしまったのであります。(7号車は定員2だそうで。)

とは言え、TWILIGHT EXPRESS 瑞風にしてもJR東日本のTRAIN SUITE 四季島にしてもわたしにはちと豪勢過ぎるのでありまして、見るだけで充分なのであります。(瑞風のシングルルームには惹かれますが。)

出雲市駅前 一福 琴弾割子 @1,100円 2021年10月12日
岡山駅 いいとこ鶏弁当

最後に食事には難儀したのでありまして、手頃なレストランや食堂は定休日であったり休業中で、わずかに営業しているところも混雑していたり、酔い客が多かったり・・・、7回の食事回数の内、1回はいずも蕎麦、1回は駅弁、残り5回はコンビニおにぎり/サンドイッチという惨状でありました。

次回出かける際は、もう少し恵まれた食事環境にありつきたいと願う次第であります。

“お久しぶりの木次線訪問”終わり。

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